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文化財被害 4県で155件 国、現地調査へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 文化庁は11日、能登半島地震による文化財被害が4県で国の未指定のものを含めて計155件確認されたと発表した。内訳は新潟56、富山78、石川19、岐阜2。うち国の指定・登録などを受けているのは116件で、世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を構成する富山県南砺市の相倉集落も含まれる。文化庁は順次、現地調査を始める。
 石川県は珠洲市や輪島市などが集計に含まれておらず、さらに増える可能性がある。相倉集落は、合掌造りの民俗館の屋根に使われている縄が断裂したり緩んだりしたという。