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石材洗浄方法を照会 県、粉じん確認で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、県は12日、沖縄防衛局に、現在投入されている石材の洗浄方法などを確認する照会文をメールで送った。10日から始まった大浦湾における海上ヤードの整備工事では、石材を積み替える際などに粉じんが舞う現象が確認されているため、県は確認する必要があると判断した。
 2017年の辺野古側での護岸造成工事の際にも石材投入で海水が白濁した事例がある。5日には市民団体から玉城デニー知事宛てに石材の洗浄方法を確認するよう求める要請書も提出されていた。今回の照会は、13年の埋め立て承認書の留意事項で定められた実施設計に関する事前協議とは異なる。県は現行工事が事前協議の対象に当たるかどうか確認している。 (與那原采恵)