国会で不条理伝える　県選出議員ら

　１２日に名護市のキャンプ・シュワブゲート前で開かれた代執行埋め立てを許さない県民集会に、県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」や新基地建設に反対する自治体議員有志らが出席し、何度も示された新基地建設反対の民意を無視して工事を強行する日本政府などを批判した。
　赤嶺政賢衆院議員は自民党の裏金問題に触れ「金権腐敗の汚れた手で辺野古を推進してきた自民党には絶対に負けられない」と意気込んだ。
　高良鉄美参院議員は「辺野古の問題は民主主義の問題」と強調。「不条理な沖縄の状況を国会でも伝えていく。一緒に知事を支持しよう」と呼び掛けた。
　「辺野古新基地建設に反対し、沖縄の自治の底力を発揮する自治体議員有志の会」事務局長の賀数郁美糸満市議は「力で民意を押し込める国のやり方に怒り、遺憾以上の言葉があれば使いたい」と憤った。「沖縄の地方自治の本旨を実現しよう」と団結を誓った。
　ヘリ基地反対協議会の代表を務める吉居俊平名護市議は国が県との事前協議なしに新基地建設を進めている状況に「協議がないというのは許されない。県民の皆さんと行動していく」と決意を述べた。　（金盛文香）