県出身の音楽家・新垣睦美がこのほど、コロンビアで開催された「ボゴタ国際音楽祭」に出演した。音楽祭のテーマは「grace(グレイス)」。コンサートでは、「かぎやで風節」をモチーフにした「Kajadihuu」や「ナークニー ハンタバル」、オリジナル曲「沼」などを披露した。「演奏に聞き入り、スタンディングオベーションをもらえた」という。
音楽祭の一環で、コロンビアのボゴタ北部にあるエル・ボスケ大学で学生らに向けて、沖縄音楽発声法のマスタークラスの講習を担当した。
新垣は琉球古典音楽や民謡、オリジナル曲に、自然音や環境音などの音色を重ね、幻想的な世界観を表現している。ヨーロッパなどでの国際フェスティバルなどに出演を重ね、南米でのパフォーマンスは今回が初めてとなった。新垣は「唄三線には必ず唄があり歌詞がある。その歌詞の世界観を共有したい」と語った。
音楽祭の模様はコロンビアのテレビで生放送された。アーカイブ映像がユーチューブ(QRコード)で視聴できる。 (田中芳)
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コロンビアで音楽祭に出演/新垣睦美、大学で講習も
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琉球新報朝刊
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