寒さが厳しくなり、暖房器具がフル稼働し始めると、心配になるのが乳幼児の事故だ。消費者庁は、事故は12月、年明けの1月に増える傾向にあるとして「小さな子どもは、危険かどうか分からないまま近づいたり触れたりすることがある。ヒーターなどの器具は子どもの手が届かない場所に設置するなど、注意が必要」と呼びかけている。
「リビングで生後6カ月の子どもを1人にしていたら、寝返りをしてハロゲンヒーターに触ってしまい、手にやけどをした」―。消費者庁には医療機関を通じて、このような情報が寄せられている。過去の調査では、暖房器具等による6歳以下の子どもの事故情報は、ストーブ・ヒーター類によるものが約6割を占め、ほとんどがやけどだったという。
床に置くタイプの器具は、周囲を安全柵で囲むなどして、子どもが近づけないようにすることが大事だ。人感センサー付き器具は、子どもの動きで作動しないよう、機能をオフにした方が良い。
それでも、やけどをしてしまったら? 消費者庁は「すぐに10分以上冷やす。服の上から熱湯などがかかったら、脱がさずに服の上から冷やしてほしい」としている。
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床置き暖房器具/子のやけど注意/柵で囲むなど対策重要
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琉球新報朝刊
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