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成長に笑顔、6人晴れ晴れ 南部療育医療センター 二十歳祝う会、喜び共有


成長に笑顔、6人晴れ晴れ 南部療育医療センター 二十歳祝う会、喜び共有 沖縄南部療育医療センターの二十歳を祝う会=1月12日、那覇市寄宮の同センター
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 那覇市寄宮の沖縄南部療育医療センター(大城勇夫理事長)の「二十歳を祝う会」が1月12日、同センターで開かれた。入所・通所する6人が、振り袖やはかまなど晴れ着姿で出席。家族やセンター職員、特別支援学校教職員らが節目を祝った。歌や踊りの余興もあり、会場は笑顔に包まれた。
 6人の成長を映像で紹介した。「コロナで帰宅も面会もできなくなったけれど、それが成長させてくれた」「お出掛け大好き。ワクワクがとまらない」「よく笑い、よく眠り、すくすく成長しました」「おしゃれでおしゃべり大好き」「最初は人見知りで寝たふりしたけど、いろいろなことに挑戦したよ」「イベント大好き、張り切りすぎて熱を出してしまうほど」などと紹介した。その後、成人を代表して新垣篤さん(26)が「成人おめでとう。自分の道を進んでください」と激励した。
 最後に家族がメッセージを伝えた。又吉玲亜瑠(れある)さん(20)の母・聖子さん(53)は、地域の保育園に通ったことなどを振り返りながら「たくさんの経験をしてかっこいい大人になってほしい」と話した。友利瑠快(るい)さん(20)の父・安治さん(41)は「周囲の笑顔、ぬくもりに支えられ、あっという間の20年間だった。人に笑顔をあげるような大人になって」と呼びかけた。 (岩崎みどり)