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重鎮の映像鑑賞 開場20年を語る 国立劇場おきなわ


重鎮の映像鑑賞 開場20年を語る 国立劇場おきなわ 国立劇場おきなわが開場してから20年の主催公演を振り返る(左から)茂木仁史調査員、前芸術監督の嘉数道彦、現芸術監督の金城真次=12月12日、浦添市の国立劇場おきなわ
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 国立劇場おきなわ公演記録観賞と講座「開場20年を振り返る」がこのほど、同劇場で開かれた。1967年に東京の国立劇場で開かれた「御冠船踊」の舞台の様子が記録された映像の鑑賞では、琉球古典芸能界の重鎮らが踊る姿がカラーで鮮明に映し出された。
 映像は、岩波映画製作所が撮影し、その後「幻の作品」となっていたもの。今回同劇場で初上映された。記録映像には、眞境名由康と玉城盛義による「かぎやで風」や金武良章の「ぜい踊」、金城美枝子、佐藤太圭子の「谷茶前」などの一部が映っていた。「こてい節」や「浜千鳥」を踊っている当時の様子が上演された玉城節子は「懐かしい。やっぱり感動した」と感激した様子で語っていた。
 上演前には、前芸術監督の嘉数道彦と現芸術監督の金城真次、同劇場の調査研究専門嘱託員である茂木仁史が、同劇場の主催公演についてエピソードを語った=写真。 (田吹遥子)