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来月2日、国立劇場 山口鷺流狂言 沖縄で初上演


来月2日、国立劇場 山口鷺流狂言 沖縄で初上演 山口鷺流狂言の「柿山伏」 (提供)
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 国立劇場おきなわ開場20周年記念公演「山口鷺(さぎ)流狂言」が3月2日、浦添市の同劇場である。山口鷺流狂言は沖縄初上演となる。
 山口鷺流狂言は、大蔵流、和泉流と共に三流儀の一つだが、一度流儀が途絶えてしまった。明治時代に元萩藩狂言方・春日庄作によって民間伝承という形で山口に残っている。
 公演では、小学校の国語の教科書などでもおなじみの「柿山伏(かきやまぶし)」や「不毒(ぶす)」「颯果(さっか)」を上演する。上演前には狂言の楽しみ方などの解説もある。金城真次芸術監督は「子どもから楽しめる内容になっている」と、来場を広く呼びかけた。
 一般3700円など。問い合わせは同劇場、電話098(871)3350。