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墜落原因「機器の故障」 オスプレイ ギアボックスか


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県・屋久島沖で昨年11月に発生した米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの墜落事故を巡り、米空軍特殊作戦司令部は20日、事故の際に発生した機器の故障を特定したと発表した。米軍は詳細を明らかにしておらず、また、原因は特定されていないとして調査を続ける方針を示した。一方、米NBCニュースは複数の米軍関係者の話として数週間以内に飛行を再開する可能性があると伝えた。再開に向けた準備か、県内では21日にプロペラを動かす様子が確認された。 (2面に関連)
 NBCニュースは「ギアボックスに関わる事故の可能性が検討されている」と伝えている。
 米国防総省のシン副報道官は20日の会見で「オスプレイは現時点で空に戻る予定はない」とした上で、飛行再開時期は「各軍に任せる」とした。
 一方、林芳正官房長官は21日の会見で「米側から日本国内のオスプレイの運用に関する事前調整は来ていない」とした。
 嘉手納基地では海軍のCMV22が3機、駐機を続けている。 (知念征尚まとめ)