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住宅被害7.5万棟 能登地震2カ月


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 能登半島地震は3月1日で発生から2カ月となった。石川県の住宅被害は7万5421棟に上る。被害状況の確認が進み、1月末時点の4万6294棟から大きく増えた。2月末時点で県内の1万1449人が避難生活を送り、断水は約1万8880戸で続くが、仮設住宅の建設は途上の段階。被災者の生活再建には一般ボランティアの活動拡大が急務となっており、県はインフラ復旧と合わせて全国から支援の受け入れ態勢整備を急ぐ。 (6面に関連)
 県によると、死者は災害関連死15人を含む241人。負傷者は1188人。被害棟数は今後さらに拡大する可能性がある。
 県に事前登録した一般ボランティアは28日時点で約2万9200人。これまでに延べ5426人が作業を担ってきたが、阪神大震災の発生2カ月時点では兵庫県の推計で延べ100万人が被災地に入ったとされ、活動は低調な状況だ。