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新報コンクール 入賞学生が公演 声楽の4人


新報コンクール 入賞学生が公演 声楽の4人 アンサンブルで歌う県立芸大の(右から)宮良真子、福元星梨奈、岩元珠音、柴田真歩=2月11日、那覇市のギャラリー「首里テラス」
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 第55、56回新報音楽コンクールの声楽一般部門入賞者による受賞記念コンサート「若き声楽家の今の歌声を」(Alula voice実行委員会主催)が2月11日、那覇市のギャラリー「首里テラス」であった。県立芸大の学生4人が同コンクールでの受賞曲のほか、大学で学んでいるオペラアリア、オペラ重唱などを歌い、日頃の鍛錬の成果を披露した。
 県立芸大の宮良真子(院2年)は、モーツァルトのオペラ「皇帝ティートの慈悲」よりセストのアリア、岩元珠音(4年)は、ベッリーニのオペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」よりジュリエッタのアリアを力強く歌った。
 福元星梨奈(4年)はモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」よりドンナ・アンナのアリアを、柴田真歩(3年)がドニゼッティのオペラ「ドン・パスクワーレ」よりノリーナのアリアを伸びやかに歌った。
 第2部には「芭蕉布(ばしょうふ)」や「さとうきび畑」「てぃんさぐぬ花」などの沖縄メロディーをアンサンブルで歌った。会を代表してあいさつした岩元は「今後も一人一人が成長し精進したい」と決意を語り、来場者に感謝した。 (田中芳)