有料

ゆいレール乗客過去最高 23年度 1994万人、3両化効果


ゆいレール乗客過去最高 23年度 1994万人、3両化効果 夕方のラッシュ時に走行する3両編成車両=9日午後5時1分、那覇市泉崎
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄都市モノレール(那覇市、渡慶次道俊社長)は9日、2023年度総乗客数が前年度比18・3%増の1994万8279人で過去最高だったと発表した。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、観光客を中心に利用者数が伸び、通勤・通学の利用者も増加した。行動制限がなくなる中、23年8月の3両編成車両の導入や沿線でのイベント増加が奏功した。 (5面に関連)
 23年5月に新型コロナが5類移行となり、観光客を中心に利用客が増加した。1日平均の乗客数は5万4803人で目標だった5万2千人を上回った。
 コロナに伴う行動制限などが続いた20年度は1093万5990人、21年度1177万5824人、22年度1690万8907人と推移していた。これまでの過去最高は19年度の1975万6806人だった。
 24年度は1日平均5万7千人、総乗客数は2080万5千人の利用を見込んでいる。2編成だった3両化車両は今年4月中に4編成へと増便する。同社は輸送力の向上でラッシュ時の混雑解消に取り組む方針だ。 (当間詩朗)