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震度6弱 12人重軽傷 愛媛・高知・大分 集落一時孤立


震度6弱 12人重軽傷 愛媛・高知・大分 集落一時孤立 地震の影響で崩落した「石垣の里」の石垣=18日午前9時16分、愛媛県愛南町
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 愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震による負傷者は18日、両県と大分県で重傷2、軽傷10の計12人となった。高知県檮原町の松谷地区は倒木で一時孤立したが解消し、5世帯10人の無事が確認された。
 (3、23面に関連)
 愛媛で7人が軽傷。高知県宿毛市で70代女性2人が顔や足の骨を折るなどして重傷、40代男性1人が軽傷。大分では、大分市の70代女性と津久見市の80代男性が転倒するなどし軽傷を負った。
 地震は17日夜に発生。震源地は豊後水道で、震源の深さは39キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6・6と推定。気象庁はこの地震により、南海トラフ巨大地震発生の可能性が高まったとは言えないとした。政府の地震調査委員会も18日、臨時会合を開き「発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とした。
 高知県宿毛市では住居損壊や電線が切れるなどの被害があった。最大11世帯23人が避難所に一時身を寄せた。
 愛媛県愛南町では石垣の景観が有名な外泊地区の集落「石垣の里」で石垣の崩落が確認された。