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ヒゴバレエスタジオ第2回発表会 代表しのぶ演目も


ヒゴバレエスタジオ第2回発表会 代表しのぶ演目も 「眠れる森の美女」第3幕のパ・ド・ドゥを披露する肥後晴之(右)と當間麻結=4月6日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ヒゴバレエスタジオは4月6日、第2回発表会を浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホールで開き、4歳から50代の生徒まで約40人が出演した。2022年11月に亡くなったヒゴマサヒロ代表をしのんだ演目も披露。悲しみや喜びの感情を、バレエのしなやかな身体表現を通じて伝えた。
 第1部では「ヒゴマサヒロを偲(しの)んで」とし、ヒゴが海勢頭豊の「月桃」などの楽曲に振り付けした創作を披露。月桃の花びらがはらはらと散るように舞い、その後立ち上がっていく踊りには、命のはかなさと生きることへの強い意志を感じた。「かんからさんしん愛のテーマ」は、マサヒロから指導を引き継ぐ息子の肥後晴之が舞った。
 第3部では小品集「眠れる森の美女」を上演した。子どもたちによるかわいらしい舞には、会場からも声援が聞かれた。當間麻結と肥後晴之による第3幕のパ・ド・ドゥは優雅な美しさがあった。第4部は「パティヌール」を上演。細やかな動きや優雅さ、ダイナミックさと多様な踊りを生徒たちがそれぞれに舞い、フィナーレへと向かう展開は見応えがあった。(田吹遥子)