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沖縄芝居研究会 12日 那覇パレット劇場 悲劇描く「奥山の牡丹」


沖縄芝居研究会 12日 那覇パレット劇場 悲劇描く「奥山の牡丹」 「奥山の牡丹」の一場面の稽古をする出演者=4月17日、浦添市の国立劇場おきなわ
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 沖縄芝居研究会(伊良波さゆき代表)は12日午前11時と午後3時から、那覇市のパレット市民劇場で名作歌劇「奥山の牡丹」(伊良波尹吉作)を上演する。
 「奥山の牡丹」は沖縄三大悲歌劇の一つ。首里の士族である平良三良(嘉数道彦)と勢頭の娘チラー(伊良波さゆき)が恋に落ち、男の子を授かるが、身分の違いで結婚できずチラーは身を隠す。成長した息子の平良山戸(金城真次)は自分を生んだ母を探して奥山を訪れる。
 このほか、舞踊や喜歌劇「夜半参」(我如古弥栄作)も披露する。
 伊良波代表は「母の愛を描いた作品。普段芝居を見ない人もぜひ来てほしい」と来場を呼びかけた。
 前売り4千円(当日500円増し)、高校生千円(当日同料金)、中学生以下は無料(事務局で要予約)。前4列は指定席で電話予約のみ受け付ける。問い合わせは事務局、電話080(1706)4438。