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オスプレイ「2070年代まで」 米軍幹部検討、無人機化も


オスプレイ「2070年代まで」 米軍幹部検討、無人機化も 米海兵隊のMV22オスプレイ=普天間飛行場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

【ワシントン共同】米海兵隊で輸送機オスプレイの開発を担当するテイラー大佐は4日までに、ワシントンでの会合で、2050年代までとされているオスプレイの運用を最長70年代まで延長できないかどうか検討していると明らかにした。無人機化も選択肢にあると表明した。米ディフェンス・ニューズが報じた。

今後メーカーと協議した上、海兵隊や海軍、空軍がそれぞれ最終判断すると説明したが、国防総省はオスプレイの調達を終了する計画を進めていると昨年報じられており、実現性は不明。

オスプレイは操縦機能の改良に向けた作業を26年から始める方針だが、搭載しても60年代初めには機体の寿命が訪れる。このため36年ごろから主翼やエンジンの交換を通じ機体の寿命を延ばす研究を進め、最長で70年代までの運用が可能になるとしている。信頼性や費用、安全面の対応を検証する過程で、無人機への改修も検討されたという。ただし運用延長、無人機化ともに、検討はあくまで初期段階とみられる。