【東京】米海軍が近く米軍嘉手納基地に無人偵察機MQ4トライトン2機を展開することが10日、分かった。5月から10月までの「一時展開」と説明している。同基地には無人機MQ9リーパーが少なくとも7機配備されており、新たな展開は負担軽減に逆行する。 (2面に関連)
嘉手納基地周辺の負担が増しているとして、玉城デニー知事は10日、関係省庁などを回り、負担軽減を要請していた。防衛省から同日、展開計画を伝えられた県や基地周辺自治体からは反発の声が上がった。
トライトンは、MQ9の2倍程度の幅を持つ大型の無人機。人員約50人を伴う。展開は原則2機だが、整備の都合などで一時的に増える可能性もあるという。防衛省によると、偵察用に開発された機種で、武装はできない。10月末の撤収を予定している。トライトンは、MQ9に比べて高い高度を飛行できるため、広範囲の画像や信号などの情報を収集する。南西地域周辺の監視活動を強化する狙いがある。米側が展開計画を示した上で日米で協議し、嘉手納基地展開を決定した。(明真南斗)
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米海軍、嘉手納に大型無人機 半年間展開、偵察機2機
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琉球新報朝刊
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