【沖縄】圧倒的な歌唱力で知られる民謡歌手の島袋恵美子が19日、約30年ぶりにソロアルバム「琉華」を発売した。CDでは初。アルバム制作中に芸歴が本年で45周年になることに気づき、45周年記念アルバムともなり、2重の喜びに包まれている。
読谷村出身の島袋は山内昌春に師事。1980年「ROKサントリーふるさとめぐり」の第13代グランドチャンピオンに輝き、「月や恩納岳・しあわせ月夜」でレコードデビューした。その後、渡久地政二に師事。88年には琉球民謡協会最高賞を受賞し、1995年に初のカセットアルバム「恋ぬ花織」をリリースした。
今回のCDはそれ以来。収録曲は「恋ぬ花織」をはじめ、思いを込めて歌い継いできた尊敬する先輩歌手の「東門」「島々清しゃ」「ウムカジ」「親ぬ真心」「吉屋物語」など、しっとりとした曲調を中心に15曲。レコーディングでは島袋を慕う若手実力派の面々がバックアップした。
14年から初代ネーネーズ3人と共に「うないぐみ」として活動してきたほか、近年はソロ活動をメインに県内外で幅広くライブ活動を行っている。
7月から9月にかけて沖縄を皮切りに東京、名古屋、大阪でのCD発売記念ライブツアーも決定。島袋は「満を持してのアルバム。ファンにしっかり届けたい」とアピールした。
CD価格は2727円+税。問い合わせは沖縄市のキャンパスレコード、電話098(932)3801。 (岸本健通信員)
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島袋恵美子が新譜 7月から全国ツアーも 30年ぶり、CDで初
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琉球新報朝刊
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