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アナログ盤発売 CD発売20周年記念 「登川誠仁&知名定男」


アナログ盤発売 CD発売20周年記念 「登川誠仁&知名定男」 アナログ盤「登川誠仁&知名定男」のジャケット(提供)
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 沖縄民謡界を代表する登川誠仁と知名定男のデュオアルバム「登川誠仁&知名定男」のCD発売20周年を記念したアナログ盤が6月19日、発売される。登川が補作詞した「十九の春」など、数々の名曲がアナログ盤でよみがえる。
 登川は幼少時代から歌や三線を独学で習得。珊瑚座などの劇団の地謡を務めた。小浜守栄や喜納昌永らと「琉球民謡協会」を設立。1999年には「ナビィの恋」で準主役を務めて話題を呼んだ。2013年に死去。知名は12歳から登川に師事し「スーキカンナー」でデビュー。県内外で活躍し、ネーネーズなどアーティストのプロデュースも手がけている。
 今回音源はリスペクトレコードが提供し、ディスクユニオンからリリースした。「ナークニー」や「アッチャメー小」など10曲を収録。CDとは曲順を入れ替えている。
 リスペクトレコードの高橋研一さんによると近年、若者を中心にレコード需要が高まっている。「クラブやカフェなどでアナログレコードを回すDJにもアプローチできる」と高橋さん。「沖縄音楽の金字塔とも呼べる作品。より多くの人にアピールできれば」と語った。価格は税込み4400円。高良レコードやキャンパスレコードなどで購入できる。 (田吹遥子)