県内のコーラス団体「ひばりが丘女声コーラス」と台湾の「台北心聲婦女合唱團(たいぺいしんせいふじょがっしょうだん)」の交流が、今年で30年となる。5月に台北で開かれた台北心聲婦女合唱團の50周年記念演奏会にはひばりが丘の新島奈美子が賛助出演し、節目の年を共に祝った。
ひばりが丘女声コーラスは、指揮者の新島ユキを中心に那覇市立松川小学校のPTAメンバーによって1972年に結成した。新島と台湾の作曲家・合唱団の音楽監督でもある林福裕(りんふくゆう)との出会いをきっかけに、94年、台北心聲婦女合唱團と姉妹団を締結した。
台北国家音楽庁で親善交流演奏会を開催したり、沖縄で開かれたひばりが丘女声コーラスの記念演奏会に心聲婦女合唱團が出演したりと、互いの国を行き来し交流を深めてきた。
新島ユキは、心聲婦女合唱團をけん引してきた羅郁香(らいくか)前団長と同年代。「お互いに気持ちが通じ合っているからできたと思う」と交流を振り返り「今後も沖縄の公演に招待したい」と意気込む。娘の奈美子は5月の公演で「月ぬ美しゃ」などを披露した。「今後も細く長く文化交流を続けていきたい」と語った。 (田吹遥子)
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台北心聲婦女合唱團と交流30年 ひばりが丘女声コーラス 台北で賛助出演
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琉球新報朝刊
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