【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に関し、防衛省は3日、大浦湾側の海域で鋼管ぐいを打つ試験の作業に着手した。大浦湾北側の「A護岸」の整備が予定される海域で、クレーン船が2本の鋼管ぐいを海中に降ろした。 (2、23面に関連)
作業は3日午前9時頃から午後3時頃まで続いた。試験は工事手順などの確認が目的。沖縄防衛局は取材に対し「くい打ち試験に係る作業を行っている」として、3日時点で試験自体には着手していないと回答した。4日にも本格的な試験に着手し、海底にくいを打ち込んだ際の沈下量などを測るとみられる。
県は3日、試験について資材や手順が同じことから通常工事の着手とみなし、事前協議が調うまで試験を実施しないよう求める文書を防衛局に送付した。
米兵による性的暴行事件の抗議で防衛省を訪れた玉城デニー知事も協議が調うまでは試験に着手しないよう求めた。(沖田有吾、池田哲平、明真南斗)
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大浦湾、鋼管2本投下 新基地建設 くい打ち試験作業
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琉球新報朝刊
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