十一世西川扇蔵　箕乃助が襲名へ　来年１０月、東京で披露

　日本舞踊西川流十世宗家で人間国宝西川扇蔵が２０２３年７月死去したことに伴い、西川流五代目の西川箕乃助が十一世宗家西川扇蔵を襲名する。２９日に東京都台東区の下谷神社で襲名の神事を行う。
　来年１０月には、十世西川扇蔵三回忌追善と十一世西川扇蔵襲名披露の「第７３回西川会」を東京都の歌舞伎座で開く。
　箕乃助は、６月７日に那覇市西の男女共同参画センター「てぃるる」で開かれた県支部の講習会で指導に当たった。「日本の伝統芸能、その本質をしっかりと次の時代につないでいきたい。日本舞踊への理解を促すサポートをしていきたい」と意気込みを語った。　（田吹遥子）