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海自トップ辞意、引責 特定秘密 ずさん取り扱い


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 海上自衛隊の複数の護衛艦で特定秘密のずさんな取り扱いが確認されたとして、海自トップの酒井良海上幕僚長が引責辞任する意向を示していることが6日、政府関係者への取材で分かった。既に判明している陸、海自だけではなく、空自、3自衛隊の運用を担う統合幕僚監部、背広組中心の内部部局でも同様の事案が起きていた疑いがあることも判明した。事実と確認されれば、防衛省・自衛隊全体で秘密を適正に管理していなかったことになる。(3面に関連)
 同省は近く調査結果を公表する。複数の幹部を含む関係者も処分する方針で、対象が数十人規模になる可能性がある。