ゆいレール20円値上げ 2月から 設備更新、経費増で 沖縄


ゆいレール20円値上げ 2月から 設備更新、経費増で 沖縄 モノレール(資料写真)
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 沖縄都市モノレール(ゆいレール)は11日、運賃の値上げ改定を沖縄総合事務局に申請した。設備更新や経費増加への対応が主な理由で、各料金区間の普通運賃を一律20円引き上げる。認可されれば2025年2月から適用する。

 現行の大人の普通運賃は初乗り230円、全区間の最大運賃が370円で、各乗車区間で20円の値上げを申請した。通勤、通学の定期運賃の変更はない。

 同社は11日の発表で老朽化した設備の更新や維持管理、物価高騰、人材確保のための賃上げの経費増といった影響が重なり「当社の自助努力だけでは現行の運賃水準を維持することが困難な状況になっている」と説明した。

 値上げとなれば、消費増税の影響に伴い運賃を改定した19年10月以来5年4カ月ぶりとなる。増税の影響を除くと11年2月以来。
 沖縄総合事務局は沖縄都市モノレールからの認可申請を受け、12日から審査に向けた意見(パブリックコメント)を募集する。