沖縄のゆいレール「県庁前駅」を拡張へ 年度内にも基本設計 


沖縄のゆいレール「県庁前駅」を拡張へ 年度内にも基本設計  ゆいレール県庁前駅
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 ゆいレール県庁前駅の利便性向上へ拡張を計画していた沖縄都市モノレールと那覇市は年度内にも基本設計に取りかかる。同駅のホームやエレベーターの混雑解消を図る狙い。ホームを広げる方向、エレベーターの数や拡充のサイズなどについては現段階で未定。同社は駅舎管理者の那覇市と調整しながら事業を進める。

 県庁前駅は那覇空港駅に次いで乗降客数が多く、通勤、観光客が多く利用する。沖縄都市モノレールによると、エレベーターは通常1~2分で乗れるが、朝のピーク時には10分以上を要することもあるという。

 県庁前駅の混雑は、入域観光客数が過去最多となった2019年頃から課題となっていた。同社の担当者は「工事中の安全性や動線を確保しながら、早めに施工性を検討したい」と話した。

 (與那覇智早)