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ゆいレール駅前、全17駅で上昇 路線価 観光需要増で周辺店舗の収益力アップ 沖縄


ゆいレール駅前、全17駅で上昇 路線価 観光需要増で周辺店舗の収益力アップ 沖縄 モノレール
この記事を書いた人 Avatar photo 沖田 有吾

 沖縄都市モノレール(ゆいレール)駅前の路線価は、2020年以来4年ぶりに対象となる17駅全てが前年より上昇した。対前年変動率の平均は5・6%となり、前年の1・8%から3・8ポイント上昇した。

 ゆいレール駅前路線価は、新型コロナの影響で20年から22年にかけて下落を続けたが、人流の回復に伴い23年に上昇に転じた。新型コロナの影響が和らいだことで観光客も増え、23年度のゆいレール利用者数は過去最高を記録した。駅周辺の店舗などの収益力が上昇し、引き合いも強くなっている。

 上昇率が最も高かったのは壺川駅の16・1%プラスで1平方メートル当たり36万円となった。最も価格が高かったのは県庁前駅で3・6%の114万円。次いで旭橋駅が3・2%の64万円、牧志駅が
1・7%の61万円だった。

 前年は横ばいだった那覇空港駅や首里駅など7駅も上昇した。

 経塚駅、てだこ浦西駅は、土地区画整理事業の施行地区内で個別評価となるため、路線価を定めていない。

(沖田有吾)