沖縄市は、胡屋・中央地区で計画される「バスターミナル(バスタ)構想」の実現に向けた実証事業として、11~12月にかけて土日に胡屋バス停から那覇市のゆいレール古島駅を結ぶ夜間高速バスを導入する。Bリーグ開催日には会場の沖縄アリーナと同地区間にシャトルバスを運行する。いずれも無料。
その他、中央パークアベニューを歩行者専用道路にしたり、同地区周辺にシェアサイクルポートを7カ所設置したりする。公共交通と徒歩、自転車で移動しやすくし、利用者の回遊行動を分析するなど中心市街地ににぎわい創出できるか実験する。
夜間高速バスは11月9日から12月29日までの各土日、午後10時半、同11時に胡屋バス停を出発し、約25分かけて古島駅まで運行する。沖縄アリーナで琉球ゴールデンキングスの試合などがある時は、アリーナと胡屋バス停を結ぶシャトルバスを運行。市は週末に沖縄アリーナでのイベントや飲み会でコザ地域に出向く市内外の人が利用することを想定している。
6月にバスタ構想を示した市交通拠点整備基本構想の具体化に向けた基本計画案策定のため、2日に市内で開催された「市交通拠点まちづくり検討委員会」(池田孝之委員長)で報告された。委員の一人、南部国道事務所の伊藝誠一郎副所長は「バスタ事業は今、検討している」と話した。
(梅田正覚)
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