【地図あり】沖縄市のバスターミナル、計画着々と 「整備方針の検討」段階に進む 総合事務局


【地図あり】沖縄市のバスターミナル、計画着々と 「整備方針の検討」段階に進む 総合事務局 国道330号から商店街側を望むバスターミナルの将来イメージ(沖縄市提供)
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 沖縄総合事務局が1日に公表した「2024年度開発建設部所管予算・主要事業の概要」で、沖縄市の国道330号沿いの胡屋北交差点付近にバスターミナルを建設する計画についての検討段階が、23年度までの「必要性等の調査」から「交通拠点の機能強化に関する整備方針の検討」の段階に進んだ。

 事業化に向けた今後の流れは、事業計画の検討、計画の策定、事業化となる。

 総合事務局は22~23年度は「必要性等の調査」の段階としており、市や有識者へのヒアリングなどをしていた。この結果を受け、公での調査や方針の検討などを進める「調査整備方針の検討」の段階に進めることを決めたという。

 市はバスターミナルを活用した回遊性の向上やにぎわいの創出を目的としたまちづくり計画を検討しており、国にバスターミナル建設の早期実現などを要請していた。

 市は1日、バスターミナルの機能や効果などをまとめた沖縄市交通拠点整備基本構想案について、パブリックコメント(意見公募)を開始した。4月30日まで。桑江朝千夫沖縄市長は2日、国の検討段階が進んだことについて「市のさらなる発展に支援いただき感謝する。50年後の未来を見据えたまちづくりに取り組んでいく」とコメントを発表した。 

(福田修平)