神龍、願いかなえて!高校生が首里城復興願い、お菓子の首里城と神龍パン製作


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南部農林高校食品加工科の2・3年生が制作したクッキーアート「首里城」とパンで出来た「神龍(シェンロン)」(提供)

 首里城火災を受けて沖縄県立南部農林高校食品加工科の2・3年生がこのほど、クッキーアート「首里城」とパンでできた漫画原作のアニメ・ドラゴンボールのキャラクター「神龍(シェンロン)」を製作した。7、8日に開かれた農業祭で展示され、注目を集めた。

 2年生が製作した首里城の製作期間は2週間で、3年生の神龍は約5日。首里城は写真を細かく観察し、内部構造も参考にしながら正確さを追求したという。

 神龍はアニメの中で“七つのドラゴンボール”がそろった時に現れ、願いをかなえてくれるというキャラクター。生徒らは首里城復興への願いを込めた。

 製作に携わった生徒らは「日ごろ学んでいる製菓の技術と知識を生かし、私たちにできること。みんなを勇気づけたい」との思いを込めたメッセージを作品に添えた。作品は現在、校内で展示されている。

首里城復興を願い、クッキーアート「首里城」と「神龍(シェンロン)」を製作した南部農林高校食品加工科の生徒ら(提供)