冬鳥タカブシギ、渡嘉敷島に3羽 水田で12年ぶり確認


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12年ぶりに飛来が確認された「タカブシギ」=4月23日、渡嘉敷村渡嘉敷区の田んぼ

 【渡嘉敷】環境省レッドリストの絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている冬鳥「タカブシギ」(チドリ目シギ科)3羽が渡嘉敷村渡嘉敷区の水田に渡来しているのが4月23日、確認された。

 区内の田んぼで「ピッピッピッ」と短い声で鳴き、セイタカシギの仲間と一緒に餌を探して飛び交っている。沖縄野鳥研究会の「慶良間諸島の鳥類目録」(2011年)ではタカブシギは2008年に渡嘉敷村で確認記録があり、同村では12年ぶりの確認となる。体長は20~22センチぐらい。ユーラシア大陸北部で繁殖し冬季は東南アジアなどの南国で越冬する。黒色白色の横斑や斑点が入っている。
 (米田英明通信員)