「じぶんのおいも」両手いっぱい 多良間幼稚園児が芋掘り


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自分の芋を手に笑顔を見せる園児ら=5月27日、多良間村

 【多良間】多良間幼稚園は5月27日、沖縄県多良間村仲筋の森山実夫(さねお)さん(67)の畑で芋掘り体験を実施した。梅雨の晴れ間の下、園児らは夢中で掘り進めた。初めて収穫した「自分のお芋」を、両手に握りしめて帰った。

 森山さんは孫が同園に通っていることから芋掘り体験を呼び掛けた。「一人で食べるよりみんなで食べた方が良い。喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話した。

 園児らは「大きいから頑張れー」と励まされながら一生懸命に掘った。小さな芋を見つけて「赤ちゃんお芋だ」と喜ぶ園児や、ミミズや幼虫に夢中で掘ることを忘れてしまう園児もいた。手を土で真っ黒にした堀田あさひちゃん(4)は「楽しかった。お芋が土の中にあると知らなかった。食べてみたい」と話した。

 収穫した芋は、チップスや蒸かしイモなどに調理して、園でのおやつに利用する。奥平さゆり教諭は「畑に入った時の歓声がすごく、子どもたちも楽しみにしていたようだ。1本1本のお芋が大きく、子どもたちと一緒に料理ができたらいいなと思う」と話した。
 (清村めぐみ通信員)