今年も宮古島に「マンゴー共和国」が開国! 大統領、おいしさに太鼓判


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マンゴー共和国建国を宣言、PRする下地敏彦市長(中央)と西里長治さん(右)、可部裕文さん=10日、宮古島市、島の駅みやこ

 【宮古島】宮古島の特産品、マンゴーの売り上げ促進と観光振興につなげるイベント「マンゴー共和国」(同実行委員会主催)が12日から始まった(8月23日まで)。10日、宮古島市平良久貝の「島の駅みやこ」で開かれた“建国式”で下地敏彦市長が大統領に就任した。完熟マンゴーをほおばり「おいしい。市民にたくさん食べてもらうことが農家の励みになる。大いにPRしたい」と決意表明した。

 マンゴー共和国は例年、観光客などを対象に「入国ビザ」と呼ばれるパスを発行する。購入したビザを市内の農園や飲食店などイベントに協力する店舗で見せると割引や無料など各種特典が受けられる。今年は新型コロナウイルスの影響で観光客の減少が見込まれるためビザは発行しない。特売や各種イベントを通して地元の消費拡大を図り、生産農家を支援する。

 建国式で島の駅みやこを運営するパラダイスプランの代表で実行委員長の西里長治さんは「農家が一生懸命育てたマンゴーだ。市民にぜひ応援していただきたい」と訴えた。生産農家で共和国マンゴー博士を務める可部裕文さんは「日本一の宮古のマンゴーを食べて日本を明るくしよう」と呼び掛けた。