黄金色の花で地域を楽しく 憂鬱吹き飛ばす鮮やかさ ゴールデンシャワー


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色鮮やかな花を付けるゴールデンシャワー。左下は見入る照喜名昇さん=1日、宜野湾市長田(金良孝矢撮影)

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市長田に住む照喜名昇さん(66)と妻の恵子さん(64)の自宅に、黄金色の花が特徴のゴールデンシャワー(和名・ナンバンサイカチ)が咲き、地域住民の目を楽しませている。

 ゴールデンシャワーはインド原産のマメ科で、熱帯から亜熱帯に見られる。昇さんが約30年前に30センチほどの苗を購入し、庭に植えた。苗は順調に成長、現在は2階建ての自宅の高さまである。電線などにかからないよう枝を切る手入れもしている。水やりや落ちた花の掃除は恵子さんが毎朝担う。

 今年は5月ごろから花が開き始め、現在見られる花は6月中旬ごろから咲いた。今年は台風もなく、昇さんは「今年はラッキーよ」と笑う。

 花は毎年開くため、地域住民の楽しみになっている。「花を見て、朝出勤する時のもやもやがなくなる」「落ちた花を掃除せず、絨毯(じゅうたん)にしてほしい」などと評判だ。

 照喜名さん宅の2階ベランダには木の一部が入り込み、黄金色の花がカーテンの様になり、絶好の鑑賞場所となっている。「花を見ながらだと、ご飯もおいしくなる。長生きしてほしい」と疲れを癒やしてくれる花に感謝した。