【渡嘉敷】真夏に花を咲かせる「ショウロクサギ」(シソ科)が満開となり見頃となった。島の低地から山地にかけて自生し、村道・林道沿いでもよく見られ、白いかれんな花が道行く人の目を楽しませている。
九州南部から沖縄などに分布する落葉亜高木で高さ2~5メートルぐらいになり、沖縄ではクサバーギー(臭い葉の木)とも呼ばれる。夏、葉の付け根や枝先に集散花序をつくり白色の芳香のあるプロペラのような小さな花を多く咲かせ、葉は大きい三角状卵形。若葉はかつては天ぷらやあえ物などとして食された。花は9月ごろまで見頃。
(米田英明通信員)