コロナ禍に点る希望の光 那覇市で「くもじイルミネーション」来年1月末まで


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きらびやかなイルミネーションを楽しむ家族連れ=28日午後、パレットくもじ前(喜瀬守昭撮影)

 那覇市のパレットくもじを中心に、近隣のオフィスビルや街頭を電飾で彩る「くもじイルミネーション」が27日から始まった。街はクリスマスムードが漂い、沖縄の短い冬の到来を告げる。パレットくもじ周辺をデコレーションした久茂地都市開発は、コロナ禍で複数のイベントが中止となる中、「一日も早い経済回復など希望の光になれば」と期待を寄せている。

 那覇市の最低気温が20度を下回った28日、日没を待って電飾に明かりがともると、観光客や県民が足を止め、スマートフォン片手にまばゆい明かりを瞳に映していた。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で点灯式は中止となり、巨大ツリーの姿もない。那覇市の40代女性は「地面に光を投影するなどアイデアがいい。沈んだ雰囲気が上がる」と話した。イルミネーションは来年1月31日まで実施される予定。