通院や入院中の子どもたちが折り紙で作成した「おりがみツリー」の展示が17日から、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで始まった。展示は小児科外来前で1月7日午後4時半まで。病院の中に入らなくても見られる場所にある。
子どもたちや家族、医師や看護師などが一つ一つ折り上げた1万6862枚の折り紙をつなぎ合わせ、一つの巨大なツリーにした。利根川尚也・小児総合診療科医師(37)の発案で9年前に始まった。参加希望者は年々増え、約半分はセンター周辺の幼稚園、小中高などから寄せられたという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、今年は点灯式が行われなかったが、子どもたちが写真を撮るなど好評だという。利根川医師は「人々から寄せられた祈りや思いが形となった」と語った。
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