モンパチ、HY、かりゆし58…沖縄のアーティスト、年の瀬に集結 コロナ収束願って音楽謳歌


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フィナーレを飾る出演者=1日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟(Ko-King@koukitakeyasu)

 県出身アーティストが出演する年越しカウントダウンライブ「Smile Count Down Live in OKINAWA 2020―2021」(同実行委員会主催)が12月31日と1日にかけて、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開催された。かりゆし58、HY、ディアマンテス、MONGOL800(モンパチ)、ネーネーズらが出演。歌やパフォーマンスで観客を元気づけ、コロナの収束を願い新年を一緒に祝った。司会をきいやま商店が務め、にぎやかに仕切った。(田中芳)

 ライブは新型コロナ感染症予防対策が施される環境の下、収容定員の半数以下の入場制限を行い配信も実施された。

 MONGOL800は「あなたに」や「DON’T WORRY BE HAPPY」、「face to face」など力強い演奏で観客の心をつかんだ。ネーネーズは代表曲「黄金の花」や「若夏ジントーヨー」など息の合った歌や踊りで沖縄音楽の世界へ引き込んだ。ディアマンテスは「イチャリバARRIBA」や「CIELITO LINDO」など陽気なラテン調の華やかな演奏で、アルベルト城間の伸びやかな歌声が心を和ませた。

 HYが「隆福丸」を演奏すると観客はスタンディングで応えた。歌いながら踊る新里英之(ボーカル)のダンスをまねながら、一緒に盛り上がった。トリはホスト役を務めたかりゆし58。観客からの拍手や手拍子を声にたとえ、ねぎらった前川真悟(ボーカル・ベース)は「今日あなたが支えてくれた音楽を思いっきり謳歌(おうか)し、新しい年を迎えたい」とあいさつした。

スマイルカウントダウンライブ2020ー2021の出演者=SARU(SARUYA AYUMI)

 「電照菊」や「ナナ」を聴かせ、BEGINの島袋優やHYの仲宗根泉を迎えて「会いたくて」を披露した。代表曲「オワリはじまり」でカウントダウンを迎え祝った。最後は新年が素晴らしい年になるようにと「アンマー」に思いを込めた。フィナーレは出演者全員で「はじまりの前」で締めくくった。

 ライブの途中にMASA MAGIC(マサマジック)やデラックス×デラックス、石垣市立平真小学校マーチングバンド「レインボー」、コザのダンススタジオ「FLOW」のパフォーマンス映像もあった。

 ライブの運営費などを支援するためのクラウドファンディングの賛同者を14日まで募っている。目標金額は300万円。サイト「wefan(ウィーファン)」で受け付けており、千円から可能。金額に応じオリジナルグッズやライブDVDなどの特典が付いた返礼品付きのチケットを準備している。

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