国内最大級のチョウ「ナガサキアゲハ」の有尾型を大宜味村で確認


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有尾型ナガサキアゲハ。羽の先に尾のような突起が希少=6日、大宜味村(市田則孝さん撮影)

 【大宜味】沖縄県大宜味村で6日、ナガサキアゲハではまれな有尾型のチョウが確認された。ナガサキアゲハは日本のチョウではオオゴマダラに並ぶ最大級の種類でメスがオスよりも大きい。アゲハチョウ科のチョウのほとんどの種類に見られる後ろの羽に尾状突起と呼ばれる尾のようなものがないのが特徴だが、まれにメスに尾状突起が現れる有尾型も見られるという。

 発見し撮影したのは「やんばる森のトラスト」会員の市田則孝さん(74)。「見つけたときはびっくりした。自然が豊かな大宜味村ならではのことで、とてもうれしい」と笑顔で話した。
 (安里郁江通信員)