【勝敗表付き】春の全島闘牛、闘勢琥珀が頂点 中量級では赤番頭が赤毛牛初の偉業


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄闘牛界の頂点に立った闘勢琥珀と牛主の平良恵さん親子=9日、うるま市石川多目的ド―ム

 【うるま】新型コロナウイルス感染症対策で、入場者を制限する中、第114回春の全島闘牛大会(主催・沖縄県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)が9日、うるま市石川多目的ドームで開催された。闘牛ファン期待の3大タイトルマッチの一つである軽量級決定戦(琉球新報杯)は、挑戦牛の石山聖空宝志みおりが、全島一牛の座にあったファイティング大吉に大逆転して初の軽量級全島一牛に就いた。

 古堅モータース☆黄龍の引退に伴い空位となった中量級決定戦(うるま市長杯)は、赤番頭が勝進嵐千月吽を下して初の中量級新全島一牛に輝いた。赤毛牛が沖縄中量級の頂点に立つのは、沖縄闘牛界では初の偉業になるという。

 沖縄全島一牛だった王冠(クラウン)の急死により不在となった全島一決定戦(県知事杯)は、新鋭牛の闘勢琥珀が7連勝無敗のイーグル王に対し強烈な腹取り速攻をさく裂、重量級全島一牛となり、沖縄闘牛界の頂点に立った。優勝と各賞は次の通り。

 【軽量級全島一牛】石山聖空宝志みおり
 【中量級全島一牛】赤番頭
 【重量級全島一牛】闘勢琥珀
 【敢闘賞】龍力王
 【ゆかり賞】メイキラ陸王
 【殊勲賞】盛アコー
 (平川康宏通信員)