黄金色の果実が150個! 「甘~い」カニステル鈴なり 沖縄市


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鈴なりのカニステルに表情を和ませる比嘉正雄さん=4月28日、沖縄市山内

 【沖縄】黄金色に輝く熱帯果樹のカニステル。沖縄市山内の比嘉正雄さん(88)宅で枝が折れんばかりに実を付け、隣近所や散策中の人たちの目を引き付けている。その数は150個余。20年ほど前に知人から譲り受けた苗が数メートルに成長。「こんなに実を付けたのは初めて。特別の肥料が効いたのかな」と比嘉さん自身びっくり。

 南米原産で樹高は5~8メートル。果実は5~10センチほどで球形、卵形、扁球形など数種類の系統がある。別名クダモノタマゴとも呼ばれ、果肉はカロテンを含み栄養価が高いという。

 広い敷地に果物のほか、季節野菜の栽培も楽しむ比嘉さん。「カニステルは自然落下したのが完熟。ふかしイモのように甘く、おいしい」と、5月下旬の収穫期を心待ちにしている。
 (岸本健通信員)