キジバトとコウモリ、実は仲良し? 夕闇の電線上でお隣さんに


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隣り合う電線で逆さにぶらさがるオリイオオコウモリ(右)と2羽のキジバト=10日午後7時すぎ、宜野湾市内(ジャン松元撮影)

 16日まで「愛鳥週間」。沖縄県宜野湾市の住宅街で10日夕、キジバトとオリイオオコウモリが、隣り合った電線に仲良く並んで止まる様子が見られた。

 ほ乳類のオリイオオコウモリは、沖縄島と周辺の島々に生息する。夜行性だが昼間に活動することもある。キジバトは、茶色がかった羽色が特徴で、公園や住宅街などで見られる。

 10日、雨上がりの電線上でキジバト2羽が羽繕いをしていると、すぐそばの電線にオリイオオコウモリが飛来した。互いに警戒感はなく、夕闇が迫る街にシルエットが浮かんだ。

 昼行性のハトは眠る準備をしている様子。コウモリは逆さまにぶら下がり、翼を開閉しながら夜の活動に備えていた。