20年連続!美ら海水族館でサンゴ産卵 スタッフが毎日4時間巡回、動画に収める


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 【本部】沖縄美ら海水族館(本部町)で5日、サンゴの産卵が確認された。2002年6月以降、20年連続となる。太陽光と自然海水を利用した同水族館ならではの取り組みだ。産卵の様子はユーチューブで生配信された。

サンゴの産卵の様子=5日、本部町の沖縄美ら海水族館(国営沖縄記念公園海洋博公園提供)

 5日午後10時から30分ほどかけて、コエダミドリイシやトゲスギミドリイシなど約10群体が産卵した。サンゴは5~6月の満月前後に産卵することが多い。5月22日以降、日没後にスタッフが毎日4時間かけて巡回し、産卵するかどうか観察した。

 サンゴを担当する同水族館の永田史彦さんは「20年の節目に、お客さまに産卵の様子を(動画で)お届けできた。これからも世界に誇れる、沖縄のサンゴの魅力を感じてほしい」と語った。産卵した卵の一部は採卵して生育させる。