【写真特集】与那原大綱曳祭り 伝統つなぐ「網武士」たち 2年連続縮小でも


社会
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惜しくも負けたが、勇ましく綱を引いた西の綱武士たち
激闘の末、勝利をつかんだ東の綱武士たち

 【与那原】コロナ禍のため、2年連続中止となった与那原大綱曳まつり。与那原大綱曳実行委員会(知念勇吉委員長)は10月24日、400年以上続く綱曳の継承と町民の無病息災を込めて、昨年同様に規模を縮小して神事目的の「綱曳」を開催した。約50人の綱武士らが、大綱曳の会場となる町御殿山(うどぅんやま)青少年広場に集まった。女性たちが踊る前舞踊(メーモーイ)と金鼓隊によるボラ、鉦鼓(そーぐ)、銅鑼(どら)の音色が鳴り響く中、綱武士たちは東西に分かれ、約20メートルの小綱に力を込めて引き合った。1分12秒の激闘の末、東が昨年に続き勝利した。その後両陣営とも旗頭を掲げて、ガーエーを披露。来年開催に向けて心を一つにした。綱曳の模様を写真で振り返る。 (金城実倫撮影)

カナチ棒を差し込み、東西で引き合う=10月24日、与那原町の御殿山青少年広場
東が勝利してカチャーシーを踊って喜ぶ女性たち
熱戦を前に、歌と踊りで引き手の士気を高めるメーモーイの女性たち
両陣営ともに旗頭を掲げる