幸せなクリスマス願って…3年ぶりのイルミネーション 豊見城の公民館


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宜保公民館を彩るイルミネーション=11月27日、豊見城市宜保

 【豊見城】幸せなクリスマスを願って―。豊見城市の宜保公民館に11月27日、色とりどりのイルミネーションがともった。2019、20年はコロナ禍で中止となっていたため18年以来の点灯となった。午後6時、宜保自治会の赤嶺治会長(58)の合図できらびやかな光が公民館を照らすと、訪れた地域の子どもたちから「おおー、きれい」と歓声が上がった。

 宜保区では宜保青年会が中心となり10年ほど前からクリスマスに向けたライトアップを始めた。今年はコロナの感染状況が落ち着いてきたことから、10月20日から2週間かけ、青年会会長の赤嶺光啓(こうたか)さん(28)を中心に電飾の設置をした。壁面や街路樹が赤、黄、緑で彩られ、トナカイ、雪だるま、サンタクロースの置物が道行く人や子どもたちを笑顔にした。今回の目玉は高5.5メートルのクリスマスツリー型の電飾。初めて「宜保公民館」の文字の上に取り付けた。

 イルミネーションは来年1月上旬まで、毎日午後6~10時の間、点灯する。光啓会長は「みんなが笑顔で幸せになれるようにとの思いを込めた」と光に照らされながら語った。光の下を駆け回っていた息子の赤嶺来玖(らいく)さん(7)=ゆたか小1年=は「きれい。赤が好き」と照れながら話した。 (照屋大哲)