ビントロングのタンです 神戸どうぶつ王国からネオパークに仲間入り ジャコウネコ科の絶滅危惧種


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好奇心旺盛でエサの時間が大好きだというタン=9日、名護市のネオパークオキナワ

 【名護】名護市のネオパークオキナワにジャコウネコ科のビントロングのメス、タン(8カ月)が新たに加わった。コーン(5)の将来のパートナーとして、神戸どうぶつ王国から4日に貸し出された。5日から国際種保存研究センターで一般公開されており、高い枝に登ったり立ち上がって周囲の様子を見たり、好奇心旺盛な様子で来園者を楽しませている。

 ビントロングはインド北東部などに生息する、ジャコウネコ科最大の動物。国際自然保護連合(IUCN)が定める絶滅の恐れがある野生生物のリスト(レッドリスト)で「絶滅危惧II類」に指定されている。

 ネオパークオキナワはオスのコーン1頭を飼育していたが、繁殖のためタンを迎えることになった。ビントロングは2歳半ほどで繁殖が可能になるという。 (松堂秀樹)