旧正月の準備で大忙し「いっぱいお供えしないと」 糸満の市場にぎわう


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玉城精肉店で豚肉を買い求める客(右側)=1月31日、糸満市の糸満市場「いとま~る」

 【糸満】沖縄県糸満市の糸満市場「いとま~る」では1月31日、旧正月用の豚肉やカマボコ、切り花などを買い求める客でにぎわった。上原安造さん(75)は家族で豚の中身1・2キロや仏壇に供える花などを購入した。旧正月は「いつも通り」過ごすという。

 玉城精肉店で一息ついていたのは照屋和子さん(74)。「むーとぅやー(本家)だから、明日は十何カ所お供えする。(既製品を)買っていたのでは間に合わないよ」と説明する。作り手は照屋さん一人。明日はごちそうが並ぶ予定だが「平日だから孫たちは来られないはず。でもいっぱいお供えしないといけないから、作らんと」と話した。
 (比嘉璃子、写真も)