今年の桜はドライブスルーで 周遊マップも 本部・八重岳の桜並木に活気


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ドライブスルーで桜を楽しむ来場者=1月31日、本部町八重岳中腹

 【本部】第44回もとぶ八重岳桜まつり(主催・同実行委員会)が1月22日から開かれている。コロナ禍のため感染対策を優先し、祭り自体は縮小されたが、八重岳の桜は例年通り満開となった。6日まで。

 平良武康同まつり実行委員会会長(本部町長)は、車窓から桜並木を楽しむドライブスルー方式を来場者に呼び掛けた。桜まつり期間中、まつり会場を中核にして本部町の全体がテーマパークの認識でもとぶの魅力周遊マップを作成した。平良実行委員長は「町内のイベントや店舗情報などをまとめた。桜を見ながらまつりを楽しんでほしい」と話した。

 1月30日は、午前10時から午後5時までの間に3722台が来場し渋滞となった。家族や友人同士で車窓から桜見物や写真撮影を楽しんでいた。

 まつりの影響で本部町の特産物のタンカン、そばなどが完売し、町内の施設や店舗が活気づいた。

 ヒルトン沖縄瀬底リゾートでは「WE♥MOTOBUキャンペーン」を開催。もとぶ町産あぐー豚使用のもとぶバーガー(1個1500円)が好評で、ホテル来場者に一番の人気だった。當山清博同まつり実行委員長は「ドライブスルー方式の桜見物で、コロナ対策もしながら開催でき、丸ごと本部の祭りになった」と語った。
 (上間宏通信員)