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【糸満】糸満市与座の集落で、屋敷の塀越しに顔を出しているちょっと変わった花を見つけた。燈籠(とうろう)をぶら下げたような個性的な模様の花の名を聞くため訪ねたのは、平良宗稔さん(77)の住宅。
平良さんによると「上与座に住んでいる賀数真栄さん(84)が挿し木で毎年増やしていて、それを分けてもらった。名前はチロリアンランプと呼んでいる」とのこと。アオイ科アブチロン属。標準和名は猩猩花(ショウジョウカ)、中国では燈籠花。
ブラジル原産の1~3メートルの常緑低木。直立する枝は上部で弧状に曲がり、長期間にわたりランプのような形をした個性的な花を咲かせる。カエデの葉のように裂けた拳状の葉が特徴である。
(喜屋武幸弘通信員)