【うるま】8日の第116回春の全島闘牛大会で、同大会最高齢の牛主・安慶名誠一さんの愛牛「誠月龍(まことつきりゅう)」が勝利した。10日が87歳の誕生日の安慶名さんに、愛牛から少し早めのプレゼントが届けられた。
観客席から取り組みを見守った安慶名さんは、土俵まで降りてくると愛牛の背中にまたがり、満面の笑顔でカチャーシーを披露した。
これまで多くの愛牛を出場させているが「何度でもうれしい全島の勝利」を手にした安慶名さん。愛牛を思い、自身による餌の草刈りを毎日、欠かさない。
今回も8連勝無敗の実力牛に粘り勝った。次はシーの一番戦が目標。安慶名さんは愛牛を見つめながら「また横綱に挑戦できたらいいね」と前を見据えた。
(新垣若菜)