宮沢賢治やてぃんさぐの花…小さなマッチ箱の中に広がる世界 読谷・エルサラ雑貨


社会
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マッチ箱シリーズ作品

 【読谷】沖縄県読谷村波平にあるミニチュア雑貨店「エルサラ雑貨」の新作で、横6センチ×縦4センチ×高さ3センチの箱の中に表現した「マッチ箱の中のミニチュア世界」シリーズが話題を集めている。

作品を紹介するたかいたつろうさん

 店舗オーナーで雑貨ワーカーのたかいたつろうさん(72)と、妻で織物作家の高井久美さん(63)の2人が2012年に開店した工房兼店舗には、ミニチュア雑貨や額装、アクセサリーなど、約300点が展示されている。

 たかいさんはグラフィックデザイナーを経て、16年ほど前からミニチュア雑貨を作り始め、ドールハウスやトランクなど、細部まで表現する情景作品を作り続けてきた。

 新作のマッチ箱シリーズには、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品や、本屋、バー、灯台などさまざまなテーマの作品とマッチ箱の絵も描いている。

 たかいさんは「手動で回転できるメリーゴーラウンドやライトを当てて、てぃんさぐの花の歌詞『天(てぃん)ぬ群(む)り星(ぶ)し』を表現した遊び心のある作品もあるので、実際に手に取り見てほしい」と呼び掛けている。

 作品はhttps://www.instagram.com/elsala_zakka/から閲覧可能。営業時間は午後1時~6時。定休日は水・木曜日。  問い合わせは(電話)090(7984)2404(たかい)まで。  (喜納高宏通信員)